伊勢山口城(いなべ市)

員弁(いなべ)街道歩き、上平野城から少し歩くと次に山口城の遺構があらわれる。

この季節なので、下見がてらの見学のつもりだったが、例によってのめり込んであえなく撃沈↓

結局、ひどいことになりましたわ。

2023年7月12日


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国道365号線沿いに藤原岳など鈴鹿山系の山登りの人のための登山者駐車場があります。

トイレ完備。路線バスもここで休憩し折り返してました

駐車場から獣柵まで5分もかからない。


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天気が怪しい

獣柵の前に
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解説板。

玉垣城が本名で山口城は別名かな?

藤田氏の居城だったが、信長に攻められた、とある。

近江、伊賀、伊勢、美濃の史跡にはたいがい信長に攻められて廃絶したという記述が頻繁に出てきます。

信長、悪逆非道の権化のように思われてる。


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獣柵の向こうに舗装路が見えます


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左手に隙間があったのでここから入った

 

舗装路を進む
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ワナに注意
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獣のワナには引っ掛からなかったけど…


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舗装路の突き当たり、右手に作業所(画像では左)があり機械の音がしてました。

その反対側が城跡なので、左手の林の中(画像では右)へ向かう


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雨がポツポツと降り始めた
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目の前に曲輪の土塁

倒木のある所が土塁の切れ目になってるので

ここから入る
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ここは搦め手の虎口かも?

 

左手から土塁ウォークします
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西南部のコーナー付近の土塁


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土塁の外側に横堀が巡る

典型的な館城跡です。


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北西部のコーナー付近
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この付近から土塁が高くなる

凹みは最初の入口の凹みと対応してるので排水を兼ねた溝だったかも?

この付近から雨がひどくなり傘をさした

ここから東へ土塁ウォーク

 

そして、

最大の見どころ、虎口



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向こうの土塁は少し内側へ曲がる、こちらの土塁は真っ直ぐ、

この微妙な土塁の折れは食い違い風。

虎口の前にはかざし土塁があり、大手側から虎口が見えないようにしてます。


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いやぁ、素晴らしい!

北側つまり街道側が大手で防御が厚い

 

内部を見る
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ここから東側を南下する。


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この付近で横堀消滅、

土塁外側の下を最初の入口へ戻った

 

ただし、土塁下は微妙に下がってるので

横堀はこのまま土塁に沿って郭を4周してたと思われます。

 

以上でおしまい。

 

この後、


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雨がやみ、晴れ間となったので、

再び街道歩きを続けて、

14時前に駐車場へ戻るのだが、

山口城の前を通りかかったら

空がにわかにかき曇り

雷鳴と暴風雨が!

傘をさしても意味無し、

横殴りの雨で風に飛ばされそうに。

近くに民家が無くて隠れ場間も無く

雷に撃たれるかと恐怖恐怖!

 

必死の思いで駆け足で駐車場に戻ることができたが、全身もリュックもびしょ濡れ。

縄張り図は木っ端微塵、

 

いやそれより

耳たぶがもぞもぞする

触ったら

ヒルがくっついてました。

先に雨のなかを土塁ウォークした時に食いつかれたようです。

さらに靴下を見ると血まみれに

なんと、靴下の上からヒルに吸われてました。

 

ヒル対策で分厚い靴下とタイツを履いてたが、それでも吸うとは!

執念に恐れ入りますわ。

 

ま、豪雨と靴下のおかげで、ヒルそのものは

転げ落ちたようですが…

 

 

そんなわけで、

鈴鹿山系はヒルの生息地とはいえ、

こんな平地の林の中にもヒルがいるとは、

恐るべし。

 

やっぱり夏場の城跡探索は

ヤバいと思いました

 

ちなみに帰宅してからシャワーを浴びたら

再び血が溢れた。

完全に傷口が塞がってなかったのです。

 

 

 

昼にhill(丘)城跡でヒルに吸われて傷痕が未だに残ってヒル

 

馬《●▲●》助ヒヒーン♪