下迫城(日野町)の主郭は竹藪だった、の巻

2020年12月27日
冬、積雪の時期になると北へは行けない
雪のない地域となると甲賀市伊賀市、伊勢方面への探訪が主になる。
今回は、滋賀県蒲生郡日野町の鎌掛城・下迫城・上迫城の3つの城跡を攻めた。

午前中、険しい鎌掛城を攻めた後、
午後は小さな城跡へ。
13時47分
「重郷公園」に車2台停められる駐車場あり。


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公園横にバス停もあるが、本数は少ないと思います。


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日野町内巡りはレンタサイクルが便利です。
なお、JR近江八幡駅から竜王町経由で日野駅、日野町内への路線バスが走ってます。
これ利用したことあります。
一時間に一本あったような…

公園名の由来となる重郷は蒲生氏郷の弟。
兄同様に優秀な武将だったようです。
そのため氏郷に疎まれ、蒲生家臣によって下迫城で殺害された、と言われる。
その下迫城をまずは攻めることにした。
「下迫」読みは「しもはざま」。
難読ですな。

公園から徒歩数分で「法泉寺」に。


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寺の裏山が城跡です。


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登山口は、民家敷地の横にあるので、声かけ必須です。


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登城道をふりかえってみた。
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さらに登ると四つ辻で、
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切通、堀切土橋状というべきか?


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四つ辻の北側に曲輪②、曲輪③。
西側に曲輪④。
南側が一番大きな曲輪主郭
という構成になってる。

日野町の解説によるとこの縄張りパターンは甲賀市の嶬峨(ぎが)城に類似する、という。

まだ未踏なので、

次の冬は嶬峨城を攻めねばなるまい!

 

まずは切通土橋から北側の曲輪②へ


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↑分厚い土塁から


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↑細長い土塁が北へ伸びる

土塁は東側にしかない

 


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その北側の土塁の上が曲輪③

②土塁と③土塁の間の切れ目が堀切っぽく見える


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↑左が帯曲輪、右上が曲輪③

登り口が見当たらないので西側の帯曲輪から適当に登った。

こちらも土塁は東側のみ。


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↑曲輪③の土塁の上から曲輪③内を見る

 

この後、堀切を探すためにそのまま尾根の先端まで行ってしまった。


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↑一瞬食い違い堀切と思ったが

たぶん違う…

よくわからなくて

引き返し、西側の曲輪④へ向かう。


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↑四つ辻の土橋に戻った。左手が登城道。

右手に曲輪④


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曲輪④は全体に帯曲輪状。

その先に堀切があるらしいのだが見つけられなかった…

 

あきらめて南側の曲輪①主郭へ向かう。

登ると平虎口が現れる
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両側の土塁に挟まれてる。

右手の土塁は櫓台と想定されてます。

この土塁が曲輪①を囲んでる。

一番高い土塁は10m近いので

主郭は甲賀の典型的な城跡と遜色ない。


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虎口を入ると見事な竹やぶ!

とてもとてもこれ以上入れない。


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右手の櫓台に登るのも無理。

しかし、少し登った。

段になってたが、途中であきらめる

 

いやはや、これは参りました。

年末のこの時期にこの藪ではどうにもなりませんわ。

とはいえ、このまま引き下がるのは悔しい。

 

なので、虎口付近の東側土塁の斜面をよじ登った。

時計回りに土塁上を歩く

土塁上から見下ろす視点で。

登城道から堀切土橋へ
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土橋から南側の主郭へ
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虎口付近
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土塁ウォーク東側
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土塁南東部のコーナー
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南東部から西側へ向かうと
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外側に堀切出現!

ようやくちゃんとした堀切をみさせてもらった。

 

で、西側を北上するが

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土塁の上も竹やぶに!

この先に櫓台のはずだが、とても行けません

 

で土塁の下に降りて北上しようとしたが、
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主郭内部はやっぱり竹やぶ。

西側の土塁へ登るのはあきらめ

 

残念ながら土塁上を引き返しました。

 

土塁北側から登城道を見下ろす
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右側に民家が見えますね。

土塁を登ったのはいいが、どうやって土塁の下に降りるべきか悩みましたよ!

土塁の高さが半端ないですわ

 

そんなわけで、主郭内部は竹やぶのため探索できなかった。

残念無念です。

 

以上、

次回は上迫城跡へ

 

馬《●▲●》助ヒヒーン♪