美濃【刈安城跡】かりやすじょうあと

2021年10月31日(日)
中山道歩き。
御嵩宿から恵那の大井宿まではいくつもの峠を越える30キロ超の難関コース。
JR中央本線から遠く離れた山の中をひたすら歩く。
途中、平日ならコミュニティバスがあるが休日は運休。
つまり、途中で逃げ場が無いので自分の脚力だけが頼りなのである。
今年の春先に御嵩宿から大湫宿まで8時間かけて歩いた。
今回はその続きで大湫宿の最寄りの釜戸駅


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からスタート。


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最寄りと言っても大湫宿から5キロも離れてるのだが…。


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大湫宿から大井宿へは十三峠という長い山道を進む。

こちらも約5キロの道のり…
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釜戸駅から3時間で権現山一里塚に。


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一里塚から東へ約20分進んだら左手に「刈安神社」の標柱があった。


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本殿は山頂の手前にあり、ここから約30分の登山だと書いてある。
今のペースなら目的地の恵那駅には日没までに余裕で到着できると判断。
なので、往復一時間の寄り道をすることにした。
登山道=参道で、整備されたハイキング道になってる。


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↑石垣?石積?

城跡の遺構、ではないよね

↓登山道を横切る溝が頻繁に出てくる。


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これは一体何なのか?
排水路?階段の名残?
なんか不思議。
しばらく登るとクモの巣や倒木が道を遮る。
どうやら何ヵ月も誰も登ってないようです。
地元の人も参拝しない廃墟の神社なのだろうか?

約15分で、神社に到着。


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確かに廃墟感あり。
左手の社殿は吹きさらし。
このままだと倒壊するのでは?
神殿の背後に巨岩あり。


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これが磐座、御神体なのかも?
後で知ったのだが、「烏帽子岩」だそうな。
山頂は神社の奥の西側なので向かうことに。


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烏帽子岩の右側は崖で行けない。
なので、左の吹きさらしの社殿と本殿との間の隙間から裏に回った。


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↑社殿裏
すぐに
草でわかりにくいが、一本の土塁がありここから山に登った。


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右手の烏帽子岩との間は窪んでるので城跡なら土橋、坂虎口のように思える。


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↓主郭から社殿を見下ろす
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となると、登った削平地(自然地形?)は曲輪か?



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神社の場所は下の曲輪になるわけだ。

と、
なんでもかんでもお城と思い込む悪い癖が…。
さらに西へ進むと帯曲輪のようになっていて土塁、虎口がある。


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いやこれはどうみても城跡だ!


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帰宅したら新発見「刈安城」としてネットに公開しなきゃ!
心臓ドキドキ、
街道歩きを忘れてテンション上がりましたよ。


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山頂へは薄い堀底道のようなものが一本通ってます。

単なる登山道かも?…


591m山頂に到着。


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さらに先端部まで進んだ
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自然地形で城跡の痕跡は見られないが、山頂だから詰め曲輪、中山道を見据える物見曲輪と思えなくもない。
病気です、お城病。

新発見にウキウキして往復約45分で街道に戻り十三峠の麓の深萱立場まで進んだ。


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でも、帰宅してから調べたら、
「刈安城」としてすでに知られていて、なんと!「岐阜の山城ベスト50を歩く」という本にも掲載されてました。

ありゃま、ですわ。

今回は街道歩きが目的だったので城跡に関しては何も調べてなかったのが失敗。

情けないですわ。

ちなみに
この城跡へは車では行けません。
中山道東海自然歩道をひたすら歩くしかないので、あまり行く人も無いでしょうね。

無理にわざわざ行く価値のある城跡、

でもないか…


深萱立場までは車で行けます。
武並駅から深萱立場までは徒歩約30分です。


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立場まで武並駅から路線バスあります。

本によると近くに砦跡もあるとか?
残念無念。

以上おしまい。


Φ(*^ひ^*)ΦΦ(*^ひ^*)Φ
実は深萱立場で3時の休憩をした後、恵那駅まで向かいかけた時に、
平地の道で突然転んだ。
肘や両手を擦りむいて血だらけに。
ずきずき痛いし、気力喪失。
街道歩きを断念し、最寄りの武並駅から帰りました。

難関の十三峠を越えた安堵感で気が緩んだのか、脚力が衰えてたのか、
いずれにせよこの日は残念な歩きになりました。

中山道歩き、ゴールが遠い…

 

Φ(*^ひ^*)ΦΦ(*^ひ^*)Φ

先日、湖西の某マイナーな城跡に登った。

その帰りにマキノ、メタセコイア並木に立ち寄った
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昔は駐車場も無くて誰も見向きもしなかったのに、今や一大観光地。

観光バスも停まっていて賑わってました。

なので、チラッと見て退散しました😥

 

馬《●▲●》助ヒヒーン♪