【勅旨岩倉城】(甲賀市信楽町)探索してみた、の巻

2022年03月07日(月)
信楽町の勅旨城は南北朝時代に合戦の舞台になった。
Googleマップで城跡として登録されてるが、今のところ遺構の確認がされてないようです。

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そこで、滋賀県民である我が輩が今回探索してみることにしました。

10時49分、信楽高原鐵道勅旨駅に駐車。


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いざ出陣!

地形地図を見ると八幡神社の南方の小川沿いから登山道が山へ向かって延びてる。
その先の地形を見ると、

Googleマップの城跡の位置より南東方向に
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曲輪を築ける場所がありそうだ!
と考え、まずはここを攻めることにしました。


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信楽山ギャラリー」への案内板あり。

少し進むと
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道路の右手にギャラリーがある
さらに真っ直ぐ奥へ行くと突き当たりに砂防ダムがあります。


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藪で真っ直ぐタムへは向かえない
なので
ダムの左手を進む。


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ダムは立入禁止
登山道はダムを越えてこの奥の谷筋に延びてます


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護岸の石垣が段々状に築かれてる。
この登山道をそのまま進んでもいいのだが、ダムの上は登山道が消滅してる可能性あり、仮に残っていても整備してない谷筋は藪化して歩きにくくなるのが常。
なので、登山道を避けて右手の尾根に取りついた。


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尾根道はしんどいけど歩きやすく視認に便利で迷うことはない。


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一瞬、犬か?
と思ったが、切株でした。


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犬の頭に見える…😥

細尾根を登る
谷筋を見るとこの付近は歩けそうです


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谷筋と一旦合流するが無視してさらに尾根を登ると大きな石が見えてきた


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曲輪の入口の門跡?、

ではないです😅

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そして、縄の網が尾根沿いに張り巡らされて移動を制限してる。
ただし、金網と違ってほころびがあり縄網は簡単に通り抜けできます


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逆にこの縄網が命綱代わりになり、捕まりながら細尾根を登りました



11時28分
曲輪があると想定した尾根に出ました。


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巨岩が次々に現れる


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巨岩が虎口のように思えてならないのはお城病かな?😅


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登山道と再び合流。


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城跡の遺構を探す


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さらに奥へ
削平地は見当たらない
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櫓台にしたいような高まりに来たが、単なる自然地形にしか見えない
うーん…


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Googleマップと照らし合わせる。

さらに南尾根へ進むとどんどん離れていくだけ。

なので、結局見込みはハズレ!
こちらには遺構なしと判断。

北へ向かう。

途中から藪をかきわけて尾根の斜面にでた。


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急斜面だが、辺りには植樹がされてます。


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土留の石積もある↑
この斜面で下界を見ながら昼食。


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獣が出てこないか心配で辺りを見回しつつおにぎりを慌てて食べました

小休止することなく午後の部再開。
縄網につかまりながら尾根を登る。


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曲輪のように思えてならない…

思い過ごしでしょうね。

気を取り直して北西尾根を目指す


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北曲輪があるかも?と思って。

尾根を下る
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また巨岩あり
尾根の先端まで進んだが単なる細尾根で曲輪を造る平場は無し、でした。


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また引き返す
帰る時間が迫ってきたので
縄網につかまりながら西尾根を下山することにした


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Googleマップで確認すると尾根の南側の谷筋に城跡があることになる。


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縄網につかまりながら谷筋を見る
急斜面の崖なのでここから谷筋へ降りるのは無理。


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北側の砂防ダムと南側の砂防ダム

この砂防ダムの奥を登った所に城跡が設定される。
仮に城跡があってもダムを造る時に壊されたかもしれない。
あるいは土砂崩れのために土砂の下に埋まってる可能性もある。

と、そんなことを考えながら尾根を下りて
護岸の石垣を見つつ
橋を渡り


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墓地に出ました


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この墓地付近の平場に麓の居館があったかも?


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などと思いつつ

なんの収穫もなく意気消沈して
撤退しました


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最後に八幡神社に参拝して無事に下山できたことを報告しました


全ルート
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約2時間50分の探索は

骨折り損?

ただし、今回は尾根道しか歩いてない。

全部の尾根を歩いたわけではなく、

さらに谷筋を探索すると遺構がみつかるかも?

甲賀郡は尾根を土塁にして、斜面や谷筋を曲輪にした城跡が多い

だから、まだあきらめてはいけないけど

 

もうここへ来ることはないだろうな

 

以上おしまい😥



馬《●▲●》助ヒヒーン♪